滅亡の未来:ラスト・スタンドは、iPhone・iPad向けに配信されているスマホゲームです。今のところAndroidは確認できていません。
App Store上では無料ゲームとして配信されており、アプリ内課金にも対応しています。販売元は「Lolly Technology Limited」と記載されています。
App Storeでの説明では、
- キャラクター育成(レベルアップ、スキル、進化)
- 装備収集・放置報酬
- シナリオ攻略
- 探索
- 放置系RPGの育成要素
- ログインボーナス
- タワー攻略
などを楽しむ系のよくある放置系RPGとして紹介されています。しかし、実際にゲームを調査するとオリジナル作品とは考えにくい部分が多数見つかりました。
ドラゴンボールのキャラクターが多数
このゲームが特に問題視されている最大の理由が、ゲーム内にドラゴンボールシリーズのキャラクターがそのまま出てくることです。これは広告として出てきた内容を見てもそのことはわかります。
こちらは本日、インスタグラムを見ていたら出てきた広告です。ドラゴンボールのゲームかなと思ってみたところ、怪しい感じがしたのでインストール先を見てみたら案の定…。
ボイスや曲も
さらにキャラクターだけでなく、ドラゴンボール関連の音楽やキャラクターボイスなども使用されているとされています。自分はドラゴンボールに詳しくないので実際のそのまま実装されているのかどうかは不明ですが、AIで作ったようなパクリ曲とかではなさそう。
ここまで来ると、単に「ドラゴンボール風のゲームを作った」という話ではなく、完全にドラゴンボールを好きな人を騙して課金を促すアプリといえます。
一般的なインスパイア作品であれば、
「似たような髪型」
「似たような戦闘システム」
「似たような必殺技」
といった程度で済むこともあります。ポケモンをパクったようなゲームは多数出てきていますが、それでもそのまんまポケモンをパクっているゲームは中国が作ったアプリ以外は見かけません。
実は「別タイトルへの変更」を何度も
このゲーム単体ではなく、同一ゲームが複数存在しているという点です。
調査では、
- 境界線上の戦士 ディメンション・シフト
- 超越領域 アセンションコード
- 神への叛逆者 ロスト・オリジン
- 滅亡の未来 ラスト・スタンド←今回のもの
といったタイトルが挙げられます。こういった著作権に反したアプリは通報を受けて何度も削除されます。その度に法人を変えて、アプリ名を変えてリリースをしています。
Lolly Technology Limitedは香港企業
App Storeで確認できる販売元は「Lolly Technology Limited」です。
この会社について調べると、香港で今年設立された会社として登録されています。商業登記番号は「79980510」、会社形態は「Private company limited by shares」とされています。(香港公司名單數據集)
上のリンクから確認できます。一応、危険性があるかどうか不安だと思うので、リンク先の画像を貼っておきます。
アクセスするのが怖い場合には、以下の画像を御覧ください。
この画像からもわかるように、『滅亡の未来:ラスト・スタンド』が登場した時点から見ても、かなり新しい法人です。法人設立から半年たたずでリリースしています。このためだけに作ったような法人でしょう。
危険なアプリなの?
現時点で確認できる範囲では、
「インストールしただけでスマホが壊れる」
「マルウェアが入っている」
「個人情報を盗まれる」
といったことが確認されたわけではありません。ですから、実際にダウンロードをしたからといって、すぐに何か危険にさらされるというようなことはなさそうです。
実際に短時間プレイした調査でも、スマホの異常動作やマルウェア検出、不正請求などは確認されなかったという報告もあります。
ただし、これは「安全なアプリであることを証明した」という意味ではありません。
実際にこういったゲームのプライバシーポリシーを読んでみたりすると、危険な内容が記載されていたり、利用規約にこちら側に一方的に不利になるような情報が記載されていたりするものです。
これについては後ほどよりくわしく調べてみたいです。
App Storeにあるから安全とは限らない
『滅亡の未来:ラスト・スタンド』はApp Storeで配信されています。
しかし、App Storeにある著作権的にも問題がなく、安全なゲームとは言い切れません。
Appleの審査を通過していることと、第三者の権利を侵害していないことは別問題です。
さらには、こういったゲームの内部のリンクから別サイトに誘導されることもあります。例えばDiscordとか、公式チャージセンターとか、公式サイトとか。
そういったところにアクセスをして、クレジットカード情報を入力したりなどしてあなたの個人情報、金融情報が盗まれる可能性はゼロではありません。












