
「現在のスマホの電話番号を変えたいな…」そう考えたことはありますか?
迷惑電話に悩まされている、あるいは何らかの事情で現在の番号を使い続けたくないなど、電話番号の変更を検討する理由はさまざまです。でも、「手続きが大変そう」「いくらかかるんだろう?」と不安に思って、なかなか踏み出せない方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。ソフトバンクでは、所定の手続きと手数料で、現在ご利用中の電話番号を変更することが可能です。この記事では、ソフトバンクユーザーが電話番号を変更する際の方法、かかる費用、必要なもの、そして変更に伴う注意点まで、知っておくべき情報を分かりやすく解説します。
そもそも電話番号は変更できる?かかる費用は?
はい、ソフトバンクの契約者であれば、現在の電話番号を変更することができます。契約自体を一度解約して新しい番号で契約し直す必要はありません。
電話番号の変更には、以下の手数料が発生します。
- 電話番号変更手数料:3,850円(税込)
この手数料は、手続きを行ったその場で現金等で支払う必要はありません。番号を変更した月の月額料金と合算して請求されることになります。例えば、5月に電話番号を変更した場合、6月に請求される5月のご利用料金に3,850円(税込)が加算される形です。
手続きはどこで?電話番号変更の流れ
ソフトバンクの電話番号変更手続きは、原則としてソフトバンクショップで受け付けています。残念ながら、My SoftBankなどのオンラインや、電話での手続きはできません。
手続きをスムーズに進めるために、事前に最寄りのソフトバンクショップに来店予約をしておくことをお勧めします。予約をしておくことで、待ち時間を短縮できます。
手続きの大まかな流れは以下の通りです。
- ソフトバンクショップに来店: 事前に予約しておくとスムーズです。
- 電話番号変更を申し込み: ショップのクルーに電話番号を変更したい旨を伝えます。
- 本人確認: 契約者ご本人であることを証明するための書類を提示します。
- 新しい電話番号の提示: 現在利用されていない電話番号の中から、新しい番号がいくつか提示されます。希望の番号があれば選択できますが、下4桁などを指定することはできません。
- 手続きの完了: 申し込み内容を確認し、手続きが完了します。通常、手続き後すぐに新しい電話番号が利用可能になります。
手続きに必要な持ち物リスト
電話番号変更の手続きには、いくつか必要なものがあります。忘れずに持参しましょう。
- ご契約中のソフトバンクの携帯電話・スマートフォン
- ご契約者の本人確認書類
- 運転免許証(現住所が一致しているもの)
- マイナンバーカード(顔写真付き)
- 日本国パスポート(2020年2月3日以前に申請されたもの、またはそれ以降申請のものは別途住所確認書類が必要)
- 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳
- 健康保険証 + 補助書類(住民票など、発行から3ヶ月以内で現住所が記載されているもの)
- その他、ソフトバンクが指定する本人確認書類 (※詳細は必ずソフトバンク公式サイトでご確認ください。法人契約や外国籍の方、未成年の方など、状況によって必要な書類が異なります。)
- ご印鑑(またはサイン)
【未成年者の場合】
契約者が未成年の場合、上記の本人確認書類に加え、以下のものが必要になります。
- 親権者の同意書
- 親権者の本人確認書類
親権者同意書は、ソフトバンク公式サイトからダウンロードして事前に記入しておくか、一部店舗ではWeb上で同意手続きができる場合もあります。事前にショップに確認することをお勧めします。
【代理人の場合】
契約者本人以外の方が手続きを行う場合、委任状や代理人の本人確認書類など、追加の書類が必要になります。詳しくはソフトバンク公式サイトをご確認いただくか、ショップに事前に問い合わせてください。
電話番号変更に伴うメリットとデメリット、注意点
電話番号を変更することで、プライバシーの保護や迷惑電話対策といったメリットが得られます。しかし、同時にいくつか注意しておきたいデメリットも存在します。変更を決める前に、これらの点をしっかり理解しておきましょう。
<メリット>
- プライバシーの保護: 現在の電話番号を知っている相手からの連絡を遮断できます。
- 迷惑電話・メール対策: 迷惑電話や迷惑メールの着信を効果的に防ぐことができます。
<デメリットと注意点>
- 新しい番号は選べない(指定できない): 提示されたいくつかの番号の中から選ぶ形になり、下4桁などの希望は原則として通りません。
- 各種サービスの再登録・変更が必要: 銀行口座、クレジットカード、オンラインサービス(SNS、ショッピングサイト、アプリなど)、公共料金、会員登録など、電話番号を登録しているあらゆるサービスの情報を新しい番号に変更する手続きが必要になります。これを怠ると、サービスからの重要な通知が届かなかったり、ログインできなくなったりする可能性があります。特に、二段階認証などで電話番号を使用している場合は注意が必要です。
- ソフトバンクのキャリアメールアドレス (@i.softbank.jp など) が変わる: 電話番号に紐づいているキャリアメールアドレスは、番号変更に伴って新しいアドレスに変更されます。これまでのメールの送受信履歴や、メールの設定(迷惑メールフィルターなど)はリセットされます。
- 留守番電話やボイスメッセージが消去される: 留守番電話に保存されていたメッセージはすべて消えてしまいます。
- データの一部がリセットされる可能性がある: ナンバーブロック設定など、一部のサービス設定が初期化される場合があります。
- 友人・知人への連絡: 新しい電話番号になったことを、連絡を取りたい相手に自分で伝える必要があります。
電話番号の変更は、上記のような設定変更や各サービスへの登録情報変更といった手間が発生します。変更を決めたら、事前にどのサービスの登録情報を変更する必要があるかリストアップしておくなど、準備をしておくとスムーズです。
よくある疑問を解消!Q&A
Q: 電話番号を変更したら、すぐに新しい番号を使えますか? A: はい、ソフトバンクショップでの手続きが完了すれば、原則としてすぐに新しい電話番号での発着信が可能になります。
Q: 一度電話番号を変更した後、もう一度変更することはできますか? A: はい、手数料は再度かかりますが、必要であれば何度でも電話番号を変更することは可能です。
Q: My SoftBankや電話で電話番号の変更はできませんか? A: 現在、電話番号の変更手続きはソフトバンクショップのみでの受付となっています。オンラインや電話での手続きはできません。
まとめ
今回は、ソフトバンクでスマートフォンの電話番号を変更する方法について解説しました。
- ソフトバンク契約者であれば、手数料を支払うことで電話番号の変更が可能です。
- 手続きは原則としてソフトバンクショップで行います。
- 手続きには本人確認書類と契約中の端末が必要です。未成年者や代理人の場合は追加の書類が必要になります。
- 電話番号を変更すると、プライバシー保護などのメリットがある一方で、各種サービスの設定変更や友人への連絡といった手間が発生します。
電話番号の変更は、現在の人間関係やセキュリティ上の問題を解決するための有効な手段の一つです。ただし、変更に伴うデメリットや事後の手続きも考慮し、ご自身の状況に合わせて慎重に判断することが大切です。もし番号変更を決断された際は、この記事を参考にスムーズな手続きと、その後の対応を行ってください。