YouTubeでは違法な動画や人々に不快感をに与える動画などを通報することができます。正確にいえば、通報ではなく「報告」といいます。
しかし、通報をすることで、相手にバレるのではないか、さらには相手に通知がありどの時点で通報がされたのかバレるのではないかなどで、通報ができないという方もいるはずです。
今回の記事では、実際に自分の投稿した動画に対して別アカウントで通報をしてみたという実験を行ってみた結果を掲載しています。
YouTubeで通報すると通知でバレる?
報告では相手にバレない
YouTubeで通報することで相手にバレることはありません。というのも、通報をしたとしても相手に通知は届かないからです。
実際に自分の投稿した動画に対して、別のYouTubeアカウントから報告をしてみましたが、そのことに対して、チャンネルに通知が届いたとか、メールアドレスに通知が届いたということはありませんでした。
さらには、通報されたという事実に関してもわからないので、実際に通報という行為によってバレるということはないと言えます。
著作権侵害による削除依頼はバレる
ただし、著作権侵害による削除依頼をした場合に限り、その相手だけでなく、他の第三者にもバレてしまいます。
なぜ第三者にもバレてしまうのかというと、著作権侵害による削除依頼をして削除されたら、動画に著作権者の名前が掲載されるからです。
このことに関してはYouTube公式ヘルプに記載されています。
著作権侵害による削除依頼を送信する
動画が著作権侵害によって削除されると、動画の代わりに著作権者の名前が YouTube に表示されます。
出典元:https://support.google.com/youtube/answer/2807622?hl=ja
YouTubeで通報する方法
通報する方法としては、以下の3通りがあります。
- 動画を通報する
- ユーザー(チャンネル)を通報する
- コメントを通報する
それぞれ補足します。
動画を通報する
動画を通報するには、まず動画を視聴している際に、動画の部分に触れてください。そうすると、右上に「︙」が表示されるので、タップします。そして、メニューから「報告」を選択してください。
動画を報告のページが表示されたら、以下の選択肢から適切なものを選び、「報告」をしてください。権利の侵害を選んだ場合は、「次へ」を選択してください。
どのような選択肢があるのか記載しておきます。
- 性的なコンテンツ
- 暴力的または不快なコンテンツ
- 攻撃的な、またはヘイトスピーチを含むコンテンツ
- 嫌がらせ、いじめ
- 有害または危険な行為
- 児童虐待
- 権利の侵害
- 著作権の問題
- プライバシーの問題
- 商標権侵害
- 名誉毀損
- 偽造品
- その他の法的問題
- テロリズムの助長
- スパムまたは誤解を招く内容
ユーザー(チャンネル)を通報する
ユーザー・チャンネル自体を通報するには、以下のようにしてください。
まず相手のチャンネルを表示します。そのためには、相手の動画を見ている場合には、動画のチャンネル名の部分をタップします。
そして、チャンネルが表示されたら右上の「︙」⇒「ユーザーを報告」と順にタップ。
ユーザーの報告のページで、適切な選択肢を選び、「次へ」をタップしてください。
選択肢は以下のようになっています。
- 嫌がらせやネットいじめ
- プライバシー
- なりすまし
- 深刻な脅迫
- 児童を危険にさらす行為
- 保護対象グループに対するヘイトスピーチ
- スパムや詐欺
- 上記以外の問題
各選択肢を選んだ後は、以下のようになっています。
先程選択した行為や問題がある動画にチェックを入れて「次へ」を選択します。チェックを入れるかどうかは任意ですが、チェックを入れたほうが対応してくれやすいでしょう。そして、追加の情報を入力する欄が表示されるので、さらに補足情報があれば記載してください。最後に「送信」をタップして完了です。
コメントを通報する
コメントを通報する場合には、以下のようにします。
YouTubeの動画のコメント欄を開き、不適切なコメントの横にある「︙」を選択後、「報告」をタップしてください。
その後、次のような選択肢があるので、適切なものを選んでください。
- 商業目的のコンテンツやスパム
- ポルノや露骨な性的コンテンツ
- 児童虐待
- 悪意のある表現や露骨な暴力描写
- 嫌がらせ、いじめ
- 自分に対する嫌がらせ
- 他のユーザーに対する嫌がらせ
最後に選択したら「報告」をタップして完了です。
通報すると相手のチャンネルが凍結される?
通報することで相手のチャンネルが凍結されるかどうかは状況によります。
どういった状況によって変わるのかというと
- 動画・コメントの悪質度合い
- チャンネルの影響力
- 通報(報告)の数
の辺りで判断されているのではないかと考えられます。
それぞれに関して、自分の経験からわかっていることを考察としてまとめておきます。
動画・コメントの悪質度合い
悪質な動画やコメントに関しては、相手の動画が削除されたり、チャンネルが凍結されるということがありえます。
悪質な動画にも悪質度合いは異なってきます。
例えば、ちょっとした言い方の間違いにより「スパムまたは誤解を招く内容」として報告する人もいるはずです。しかし、その程度ではまず相手のアカウントが凍結されるということはありえません。
児童虐待の動画や、犬や猫をいじめているといった誰もが不快に思う動画をアップしている場合には、対応してくれる可能性が高くなるでしょう。
このように動画の悪質度合いによってかなり対応は異なってくると考えられます。
チャンネルの影響力
そのチャンネルの影響力にもよるのではないかなという事例もあります。
例えば、同様の内容の動画をアップしていたとしても、チャンネル登録者数が少ないとか、チャンネルを開設したばかりだと、ちょっとした通報でも凍結されたり、動画が削除されるという事例があります。
逆に、ある程度のチャンネル登録者数がいるようになると、すなわち影響力が大きくなってくると、そう簡単には凍結されづらいということがあります。
というのも、チャンネルの影響力が大きくなるほど、どうでもいいことで通報する人の絶対数が多くなってくるので、どうでも良い通報に関してはほぼ無意味化しているのだと考えられます。
このようにチャンネルの影響力もかなり大切な側面ではないかなと考えられます。
通報(報告)の数
さらには通報の数も大切です。
これは先程お話ししたチャンネルの影響力とも密接に関わっていると考えられます。
例えば、チャンネル登録者数が少ないのに、10人から通報を受けたとすれば、凍結・削除されやすいことになりますが、チャンネル登録者数が多い場合には、100人くらいから通報されても無意味ということがあります。
先程もお伝えしたように、チャンネル登録者数が多くなってくると、どうでも良い内容で通報する人の絶対数が増えるので、ちょっとしたことでは凍結されないのだと思われます。
まとめ
結論をまとめると、相手を通報したとしても原則バレることはありません。
しかし、相手の動画に対して著作権侵害依頼をした場合には相手だけでなく、第三者にもバレてしまう可能性があります。
また、相手を通報することで凍結させられるのかどうかについてですが、
動画・コメントの悪質度合い
チャンネルの影響力
通報(報告)の数
という3つの要素が絡んでいると思われるので、状況によるというのが個人的な意見です。
■もっと詳しくYouTubeを調べる
⇒youtubeの仕様や使い方まとめ