2021年10月1日にTwitterではビジネス目的で利用する人向けにTwitter For Professional(略してTwitterPro)が発表され、2021年11月上旬に実装されました。
条件を満たした一部のTwitterアカウントであれば、Proアカウントに切り替えができるようになっており、条件を満たしてない場合には表示されないのです。
今回はどういった条件でTwitterPro(ツイッタープロ)が表示されてるのかについて詳しく調べてみたので、それをまとめていきます。
TwitterProの表示条件
TwitterPro(ツイッタープロ)は誰でも利用できるわけではありません。商用利用に切り替えるわけなので、ある一定の条件が満たされてないとボタンが表示されないのです。
その条件を簡潔にまとめると、次のようになっています。
以下に記載している内容の参考元:Proアカウントについて
Twitterユーザー契約に複数回違反してないこと
まずはTwitterユーザー契約に複数回違反しているといった、明らかにツイッターの秩序を乱すアカウントでないと判断されている場合です。
1回夜2回であれば許されますが、何度も繰り返し利用規約に反していればアウトとなります。
もしこれに当てはまっているのであれば、新しくアカウントを作ってやり直したほうが早いです。
では、Twitterユーザー契約とはどういったものでしょうか?
これに関しては、Twitterの利用規約ページに以下のように記載されています。
- 著作権もしくは商標の侵害その他の知的財産の不正利用
- なりすまし
- 不法行為または嫌がらせ
この中でもなにげに引っかかりそうなのが、著作権商標権の侵害のあたりでしょう。これは、例えばキャラクターの画像をプロフィール画像に使っているなどだと基本的にアウトとなります。
プロフィールがある程度設定されていること
Twitterのプロフィールでは、
- 名前
- 自己紹介
- 場所
- WEB
- 生年月日
- プロフィール画像
- プロフィール背景画像
などが設定できるようになっています。
これらがある程度しっかりと埋まっていることが大切です。すべてが埋まっている必要はなく、名前、自己紹介、場所、プロフィール画像・背景画像あたりは最低でも埋めておきたい印象です。
また、「認証済みの個人情報がプロフィールで確認できること」という項目もあります。認証済みの個人情報というのがどういうことなのかは不明ですが、おそらくアカウント情報から見れる「メールアドレス」や「電話番号」のあたりが登録されているかどうかだと思われます。
管理人の所有するアカウントを見る限り、どちらも設定する必要はなく、メールアドレスか電話番号のいずれかが設定されていればOKだと思われます。
他人・他ブランドを騙ってないこと
他人になりすますなどの行為はもちろんNGです。そういったアカウントであると認識されていたら、アウトです。
それに関連して、「他者を欺く目的の個人情報をプロフィールに掲載してないこと」ということも項目にありますが、これと同様のことだと考えられます。
動物・架空のキャラクターをプロフィール画像に使用してないこと
自社と関係のない動物やキャラクターをプロフィール画像に設定している場合、Twitterプロアカウントとしては認定されません。
他にもパロディアカウント、ファンアカウントなどもNGとのことです。
新規取得アカウントでないこと
現時点では、Twitterの既存アカウントからのみProアカウントへの移行が認められています。なので、既存アカウントを利用するしかありません。
新規取得アカウントでもある程度の期間利用していると使えるようになる可能性があります。
実際にどんなアカウントがOK・NGか調査してみた!
管理人が所有しているTwitterアカウントの中でも表示されてないアカウントに関して調べてみました。
人気キャラクターの人形画像はダメ
まず、LINEのブラウンの人形をTwitterのプロフィールアイコンにしている場合は表示されていませんでした。※LINEのコニーの人形をプロフィールアイコンにしている場合には表示されていたので基準は不明…
自分が所有している人形だとしても、それが他者ブランドの有名なキャラクターなのであれば、NGということでしょう。
ポケモンのあまり知られてないキャラクターの画像はOK
LINEのキャラクターは誰もが知っているのでアウトだったのかもしれませんが、ポケモンであまり知られてないキャラクターの画像ではTwitterProが表示されていました。
どちらかというと、LINEキャラクターの人形画像アカウントよりも、ポケモンのあまり知られてないキャラクターの画像のアカウントの方が利用期間も短いし、フォロワーも少ないです。
それでもTwitterProが表示されているのは、知られてないキャラクターだからと言えるでしょう。
とはいえ、後ほど審査が入った時のProアカウントの資格を剥奪される可能性があるので、TwitterProアカウントに設定後に修正するべきです。
しばらくツイートしてないアカウントはNG
フォロワーも400人以上いて、以前は非常に活発にツイートしていたアカウントがあるのですが、2年くらいツイートしていなかったらTwitterProが表示されていませんでした。
プロフィール画像も問題なし、プロフィールの設定も問題ないのですが、しばらくツイートしてないことくらいしかNG項目が見つからないので、これが原因ではないかと考えています。
WebのURLが他者ブランドはNG
WebのURLにGoogleの検索ページやヤフーの検索ページを貼っている場合はNGでした。
例えば、ルイヴィトンが好きでルイヴィトンのホームページをWeb欄に設定していたら、NGということでしょう。
動物の画像はOK
動物の画像はNGとされていましたが、実際に猫の画像を利用していたアカウントでもTwitterProは表示されていました。基準が不明です。
実際のところ、Twitterアカウント数はたくさんありますし、画像が何を意味しているのかAIなどで判断できないから除外されているということが考えられます。
とはいえ、後ほど審査が入った時のProアカウントの資格を剥奪される可能性があるので、TwitterProアカウントに設定後に修正するべきです。
新規取得アカウントでもOK
新規取得アカウントはダメと記載されているのですが、実際のところ、新規取得アカウントで、初期設定のままのアイコンでもTwitterProは表示されていました。
非公開アカウントでもOK
非公開アカウント(鍵アカウント)でもTwitterProは反映されていました。ですので、公開アカウント、非公開アカウントは関係がないのだと思われます。
ツイートをしてなくてもOK
ツイートを全くしてないアカウントでもTwitterProは表示されていました。正直、表示条件はかなり曖昧で、運の要素も強いと思われます。
結論
結論からまとめると、上で紹介した条件を満たしていても表示されないものもあれば、表示されるものもあり、かなり表示条件は曖昧です。
よほどアウトではないと判断されていればとりあえずTwitterProの表示はさせておき、後ほど審査が入るのではないかと思われます。
ですので、上に記載したのはあくまでも参考にしかならず、場合によってはほぼ同一条件でもダメなこともあれば、OKなこともあると考えてください。
また、現在はTwitterProが表示されていたとしても、途中で利用を停止することがあるので、現時点で表示されているからと言って安心してはいけません。
以前にProアカウントの作成、Proプロフィールの有効化、またはクイックプロモートへのアクセスを行うことができたにもかかわらず、後に資格要件を満たしていないことがTwitterによって判明した場合、Twitterはその利用を一時的に停止する場合があります。
出典元:https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/professional-account-policy
表示条件に該当する内容はしっかりと普段から守り、守れてない場合には修正をして運用してください。
TwitterProが表示されない場合の対処法
TwitterProが表示されない場合、どうすればいいでしょか?
先ほどお伝えしたように、TwitterProが表示されない・表示されるというのは、かなり基準が曖昧です。そのため、満たしているはずなのに表示されないということが十分に考えられます。
やるべきことをまとめていきます。
プロフィール画像を著作権問題のない画像に設定する
プロフィール画像を自分で撮影した山や海など著作権や肖像権など問題がないと思われる画像に設定してください。
無難な画像を利用するのが一番です。
プロフィール欄を埋める
プロフィール欄の名前、自己紹介、場所、くらいは埋めておきましょう。また、メールアドレスか電話番号もどちらか一方はアカウントに紐付けたおいた方が良いです。
名前は他者を偽ったものでないように気をつけてください。
アカウントを新規で取得する
どうしてもだめな場合にはアカウントを新規で取得してやっていくのが良いでしょう。例えば、過去にスパム的な判定を受けて、凍結などを食らってしまったアカウントの場合、その履歴は残っているはずなので、永久に無理なことがあります。
そういった可能性があるならば、アカウントを新規取得したほうが早いです。