YouTubeを見ていたりYouTuberとして活動をしていると、他人のチャンネルがどれくらいの収益を出しているのかなどが気になってくるはずです。
今回の記事では、YouTubeで他人のチャンネルの収益額や総再生回数を調べることができるサイトについて紹介します。
ただし、注意点としてはすべてのチャンネルに対して調べられるわけではなく、ある程度のチャンネル登録者数がいるアカウントやある程度の期間やっているチャンネルでないと表示されません。
また、正しい数字というわけではなく、そのサイトが独自で編み出した数式などで概算を割り出していると思われるので参考程度にしてください。
他のチャンネルの収益額を調べる方法
YouTubeで他のチャンネルの収益額を調べる方法としては、「SocialBlade」というサイトを活用すると良いでしょう。実際の使い方を以下に説明します。
今回は日本のYouTuberとして非常に有名な「ヒカキンさん」を例に出して紹介します。
ユーザーネームを調べる
まず調べるにあたって必要な情報はユーザーネームです。
それを調べるには、YouTubeのチャンネルにアクセスして、チャンネルページのURLを見ればわかります。
チャンネルページにアクセスするとURLは以下のようになっているはずです。
https://www.youtube.com/user/XXXXXXX
この中の、「XXXXXX」の部分がユーザーネームになります。これをコピーしておきましょう。
具体的に、ヒカキンさんの場合には、「https://www.youtube.com/user/HikakinTV」と表示されています。なので、ヒカキンさんのユーザーネームは「HikakinTV」というわけです。これを利用して以下のサイトで調べていきます。
サイトで調査をする
利用するサイトは「SocialBlade」です。
まずはアクセスしてください。
先程調べたユーザーネームを以下の部分に入力します。そして、「虫眼鏡アイコン」をクリックしてください。今回は「HikakinTV」として調べてみます。
このサイトは、YouTubeだけでなくTwitterや他のSNSの情報も調べることができます。そこでYouTubeアイコンが付いている部分をクリックして、YouTubeの情報を調べましょう。
そうすると、以下のように情報が表示されます。
それぞれの情報の内容について補足します。
- TOTAL GRADE このサイト内で付けられたグレード。世界基準
- SOCIAL BLADE RANK このサイトでの総合順位
- SUBSCRIBER RANK 登録者数ランキング
- VIDEO VIEWS RANK 再生回数ランキング
- COUNTRY RANK 国別ランキング
- ENTERTAINMENT RANK エンターテイメントランキング。これに関してはどういった基準か不明
- SUBSCRIBERS FOR THE LAST 30 DAYS 直近30日の登録者数
- ESTIMATED MONTHLY EARNINGS 月間推定収益
- VIDEO VIEWS FOR THE LAST 30 DAYS 直近30日間のビデオ再生回数
- ESTIMATED YEARLY EARNINGS 年間推定収益
月間推定収益額
これらの情報を見てみると、ヒカキンさんのHikakinTVは、月間推定収益額として23.8Kドル~380.7Kドルと表示されています。つまり、23,800ドル~380,700ドルと推定されていることになります。
これは、日本円にすると、1ドル115円として273万7000円~4378万500円ということになります。
Hikakinさんが他にもYouTubeチャンネルはありますし、他にも企業案件などがあるので、これ以上に稼いでいることは間違いありません。
HikakinTVの再生回数から得られる収益として、約数千万円くらいの月間収益があるということでしょう。
年間推定収益額
年間推定収益額としては、285.5Kドル~4.6Mドルと記載されています。つまり、285,500ドル~4,600,000ドルということになります。
1ドル=115円とすると、3283万2500円から5億2900万円くらいとなっています。このことから、HikakinTVの再生回数だけで年間数億くらいの収益はあるものと推定されます。
直近30日間の総再生回数
総再生回数に関しても、95.177Mと記載されています。9517万7000回くらい30日間で再生されていることになります。
1再生数辺りの単価が動画にもよりますが0.3円くらいとして、大体3000万円くらいの月間収益があると考えられるでしょう。
総再生回数から収益額を割り出す
月間推定収益額などはどうしてもばらつきがおおきくなっています。そこで、総再生回数から予想収益額を計算した方がどちらかというと正しい値が出ると思っています。
計算する上で必要な情報は1再生あたり、どれくらいの収益が得られるかです。
これは広告単価の高いジャンルを扱っているかどうかによります。
例えば、金融系であれば基本的に広告単価は高いです。クレジットカードやカードローン、生命保険など。そういったジャンルの動画であれば、1再生あたり1円に近い値もありえそうです。
逆に、エンターテイメントとかあまり収益に結びつかない場合には、広告主もあまり高い広告料をYouTubeに払いません。そのため、1再生あたりの収益額も低く出て、0.1円~0,3円くらいだと思われます。
他にもそのチャンネルの影響力なども考慮されると思われるので、ヒカキンさんの場合には良い評価が得られていると思われることから、1再生あたり0.3円くらいと考えられます。
直近30日間の再生回数が9000万回以上なので、ヒカキンTVだけで大体月間3000万円の収益はあるのではないかと考えることができます。
このように考えていくと、大体の収益額を割り出すことができます。
調査方法の欠点
この調査方法の欠点としては、以下のものが挙げられます。
新しいチャンネルは表示されない
新しいチャンネルに関しては登録されてないので表示されません。そのため、ある程度運営期間のあるチャンネルに関してのみ調査ができます。
直近で人気が出てきたYouTubeチャンネルの情報を調べたくても出てこないので、そういった調べ方はできません。
収益額は推定値でしかない
収益額は「ESTIMATED」と付いているように推定された値です。ですので、正しい情報ではなく、ばらつきも大きいです。
ですので、あくまでも参考程度にとどめておいてください。
まとめ
今回紹介したサイトを利用すれば、総再生回数や推定収益額も大体わかります。
日本トップのYouTuberであるヒカキンさんの情報を見る限り、結構正しく反映されているのではないかなと思う反面、推定収益額の幅が広いので、どの辺りの数値を信頼すればいいのかが悩みます。
一番良いのは直近30日間の総再生回数から1再生単価をかけて推定するのが良いでしょう。大体動画の内容やチャンネルにもよりますが、1再生0.1円から1円くらいとなっているようです。
広告単価の高いクレジットカードや金融情報に関しては1再生1円に近づくものと思われますが、ヒカキンさんのはエンターテイメント性が強いため、0.3円とかでしょう。
そのようにして総再生回数から大体の収益額を予想する方を個人的にはおすすめします。
■もっと詳しくYouTubeを調べる
⇒youtubeの仕様や使い方まとめ