LINEの乗っ取り防止対策7つと乗っ取り確認方法!相手に返信は危険?

かなり前の話なのですが、私の友人の1人が「LINEアカウントの乗っとり被害」にあいました。その時にきたLINEのメッセージが

unknown「何していますか?忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」

というものでした。

LINEハッキング

このようななりすまし被害が特に多かったのが2013年の後半から2014年にかけてです。その頃が特に上の画像ようなメッセージが多発していました。このようなメッセージに対して返信をすると、「iTunesカードを買ってきて、PINコードを送れ」と要求されます。

unknownについて

相手の名前がunknownと表示されているのは、相手のアカウントを削除したからです。今回の友だちのケースでは警察に対応してもらいアカウント削除をしました。

■参考⇒LINEのunknownっていう友達はだれ?正体・意味と読み方は?

私の友達もアカウントが乗っ取られた時には警察に対応してもらいました。

警察に相談をしたところ、そのアカウントを削除してもらうことができ、なんとか被害を拡大させることはなかったのです。

今は、上に紹介したような被害は認知されてきていて、少しは減少傾向にありますが、どのようにしたら自分のLINEアカウントを守っていけるでしょうか?

今回はLINEのスパム・乗っとり被害を防ぐためにできる7つの対策をご紹介していきます。

※今のLINEは過去に比較すると、別の端末からログインがあった場合、通知が来ます。そのため、以前に比較したら被害は少なくなっています。

■参考⇒LINE ログイン中の端末を確認から強制ログアウトさせる方法!見知らぬ端末、位置情報がおかしい場合も

記事は下に続きます。

LINE 未読スルー
LINE恋愛テク
LINE 誤送信
LINE通報
LINEブロック
オプチャ 利用規制
LINE浮気
ツイッター マウント

アカウントが乗っ取られたことを確認するには

アカウントが乗っ取られた際にどのようなことが起こるのかをしってないと、実際に乗っ取られているのかどうかの判断ができません。

実際に乗っ取られた時に起こる変化をまとめました。

LINE公式アカウントからログインに関するメッセージが届く

乗っ取られる際には別の端末から自分のLINEアカウントにログインされることから始まります。

そういった時には、LINEの公式アカウントから「○○でPC版LINEにログインしました。」といったメッセージが届きます。

LINE 乗っ取られたら

仮にログインされてしまったら、上の画像の「ログアウト」に記載のURLからログイン中の端末を確認し、明らかに不審なものがあれば「すべてのサービスからログアウトする」を選択して対処しましょう。

LINE ログイン中の端末

更にはパスワードの変更も実施してください。

もしこれらにすぐに対処できなかった場合、相手に乗っ取られて以下のようなことが起こります。

ログインすると「利用することができません。」

自分のアカウントにログインしようとすると、「利用することができません。」と表示され自分のLINEアカウントを使うことができません。

LINEは1つのアカウントと1つのスマホ端末が紐付けられているため、別のスマホ端末でログインされると、そちらが新しいスマホ端末と捉えられて、自分のスマホで自分のアカウントが使えなくなるのです。

ただし、PCやipadなどは別で1つの端末とは認識されません。あくまでもスマホ端末を認識しているようです。

この事から、PC等から自分のアカウントにログインしよう思う方もいますが、相手が「PC版・iPad版LINEからのログインをオフ」にしていたり、パスワードを変更していたりするとログインすることができません。

友達に不審なメッセージが送られる

これは実際に友達のアカウントが乗っ取られた時なのですが、怪しい日本語でメッセージが送られてくるようになります。

LINE 乗っ取られると

友達が乗っ取られた時には「何してますか?忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」というメッセージが送られてきました。

相手のLINEアカウント名が「unknown」となっているのは、友達が警察に相談してLINEアカウントを削除してもらったからです。

また、最近はiTunesカードを要求するだけでなく、BitCashカードを要求する事例も出てきています。

LINE 乗っ取り

乗っ取られたアカウントの共通点

乗っ取られたアカウントから送られてくるメッセージを見ていると「今忙しい」かを何故か確認してから、「近くのコンビニでプリペイドカード」を買ってくるよう要求されます。

このようなメッセージは業者の可能性がほぼ確定的と言って良いでしょう。ちょっと不自然な日本語を使っているのは、中国の組織が大規模にやっているからだと思われます。


LINEのアカウント乗っ取りを防ごう!今からできる7つの対策

スマホ危険

対策1 パスワードを複雑化

LINEのパスワードが他のSNSなどと同じだった場合には危険です。同じパスワードにしてしまうと、スパマーと呼ばれる人たちから推測されやすくなります。

相手は、何らかのツールを使って、可能性として考えられる半角英数字を全て入力したりするブルートフォースアタックなどをやってくることもあります。ですから、できるだけ複雑なパスワードにしていくことが望ましいです。

ただ、パスワードを複雑にしてしまうと忘れてしまうという方は多いはず。わたしもそうですが、このような場合には、パスワードを自分だけがわかる暗号化をしてメモしておくと良いでしょう。

例えば、パスワードをabcd0123と考えたとします。これをそのままメモしちゃうと、そのメモを紛失した場合には誰かに勝手にログインされる危険性があります。

それを防ぐために、あなたにしかわからない暗号化をするべきなのです。

先ほどのパスワードであれば、「0123→1月23日→Aちゃんの誕生日」と連想できるようにしておきます。そこから、「abcd0123」というパスワードを「abcdAちゃん」としてメモしておくのです。こうすることで、仮にあなたがメモを紛失したとしても、他人には絶対にわからないようになります。

対策2 電話番号登録をする

大抵のLINEユーザーはすでに電話番号を登録しているかと思います。

しかし、2020年4月に廃止されてしまったFacebook認証による新規アカウント登録をした場合には、電話番号を登録せずに使っていることがあります。この場合には、しっかりと電話番号を登録しておきましょう。

 電話番号登録方法 

  1. LINEアプリのホーム右上「歯車マーク」をタップ
  2. 「アカウント」をタップ
  3. 「電話番号」をタップ
  4. 電話番号認証を行い新規登録する

このようにして電話番号登録を行ってください。ただし、050電話(IP電話)や仮想電話番号などは登録できません。

また、現在はFacebook認証によるLINEアカウント登録はできないので以前よりは安全になったと言えます。

対策3 登録しているメールアドレスは知らせない

LINEを使っている方であれば、多くはメールアドレスを登録してるはずです。

ただし、LINEにログインする際に求められる情報と言えば、メールアドレスとパスワードです。つまり、メールアドレスが知られてしまうと、あとはパスワードだけとなり、簡単にログインされてしまうのです。

こういったことがあるために、登録しているメールアドレスは絶対に知られないようにしてください。もし、誰かに流出された場合には、メールアドレス変更を行いましょう。

 メールアドレス変更手順 

  1. LINEアプリのホームの右上の「歯車マーク」をタップ
  2. 「アカウント」をタップ
  3. 「メールアドレス変更」をタップ
  4. そちらに新しいメールアドレスを入力し認証を済ませて登録を完了させる

ちなみに、メールアドレスはキャリアメールアドレスだけでなくて、フリーメールアドレスでも登録できます。Gmailは非常に活用しやすいので、それを使ってみても良いです。

対策4 PC版・iPad版LINEからのログインをオフ

もし他の端末でもLINEを使っているのであれば、ここをオンにしているはずです。だからこそ、LINEをスマホとPCの両方で使っている人は乗っとり被害にあう可能性が高くなってしまいます。

LINEはスマホだけでしか使わないというのであれば、ログイン許可を無効化にしておきましょう。

設定方法は、ホームの右上の歯車マークより>設定>アカウント>ログイン許可をオフです。

また、ログイン中の端末もみることができます。心当たりのない端末でログインされている場合には、ログアウトをしてパスワード変更をしましょう。

対策5 メール・パスワードでログインをオフ

新しく「メール・パスワードでログイン」という設定も追加されており、こちらをオフにしておくことが推奨されています。ホームの左上の歯車マークより>設定>アカウント>メール・パスワードでログインをオフでOKです。

メール・パスワードでログインを無効化

対策6 PC版LINEは極力使わない

管理人が知っている限り、LINEを乗っ取られたという人は、かなりの確率でPC版のLINEを使っていたことがあります。

なぜPC版のLINEをつかっていると他人に乗っ取られやすいのかというと、対策4で説明したように、ログイン許可を有効化しているからです。

他の端末からのログインを許可していると、やはり乗っ取られやすいですね。もちろん、その際にPINコードを求める設定にしていれば、少しは防ぎやすいのですが、それすらもしてないとかなりの確率で乗っ取られてしまいます。

対策7 LINEアプリを開く際にパスコードロックを付ける

LINEの乗っ取りは、案外身近な人にやられるかもしれません。特に可愛い女の子が狙われやすかったりします。可愛い女の子は存在しているだけで、周りの男を誘惑しているようなものです。だから、相手からスマホを狙われやすい。

LINEの中身を見ることによって、簡単に情報を盗み見ることができます。メールアドレスさえわかれば、あとはブルートフォースアタックでパスワード解除なんて簡単なようですので。

だからこそ、常にLINEアプリはパスコードロックを付けておくべきです。そうすることで、他人に中身の情報が漏れるようなことはなくなります。

パスコードロックの設定は、ホームの歯車マークより設定>プライバシー管理>パスコードロックをオン>パスコード入力でできます。

女の子は特に気をつけてください。可愛い女の子であればあるほど、男はそのLINEのやり取りや中身が気になるものです。しかも、そういった情報は男同士で共有されたりも・・・。


もし自分のLINEアカウントが乗っ取られたら…

ログイン中の端末からログアウト

もしアカウントが乗っ取られたら、現在のLINEでは次のような通知が来ます。

LINE

心当たりのない場合には、上の画像にあるリンクからログアウトすることができます。実際にやってみましょう。

ログアウトをタップします。

2015y12m22d_173506311

そうすると、PCからのログアウトがなされます。

2015y12m22d_173508941

PCから見た場合には次のように表示されます。「スマートフォンでアクセスをブロックしたため、ログアウトされました。」

2015y12m22d_173400925

パスワードとメールアドレス変更

ログイン中の端末からログアウトを実行したら、すぐに登録しているメールアドレスとパスワードの両方を変えてしまいましょう。そうすることで、相手が再度ログインすることを防げます。

ヘルプセンターから通報しておく

LINEアカウントが乗っ取られたなど実際に被害にあった場合には、乗っ取られたことをLINEのヘルプセンターから連絡しておきましょう。

 通報手順 

  1. LINEアプリのホーム右上「歯車マーク」をタップ
  2. 設定で「ヘルプセンター」をタップ
  3. 「お問い合わせ」をタップ
  4. 「LINE」>「アカウント・登録情報」>「アカウントが盗まれた」と選択

以上のように選択してヘルプセンターに連絡するようにしましょう。

 画像解説 

LINE ヘルプセンター

LINE ヘルプセンターから通報

詳しいヘルプセンターの使い方

乗っ取られた相手に友達が返信するのは危険

また、自分が乗っ取られてしまった場合、友達に不審なメッセージが送られます。具体的に言えば以下のようなメッセージです。

LINE 乗っ取られると

相手が「手伝ってもらっていいですか?」と言っているのは、これに返信をして確かめた人曰く、「iTunesカードなどを購入して、PINコードを送ってほしい」などと言われるようです。結局はお金目的でこういったことをしていることがわかります。

他にも色んなパターンが想定されますが、乗っ取りをするっていうことは詐欺をしようとしているので、返信せずに無視をしてください。

変に返信をして相手の感情を逆なでするようなことをすると、更に逆上して色んな人が被害にあうかもしれません。

とりあえず無視をしておいて、此方側では粛々と警察に連絡をするなどして、バレないように対処していきましょう。