
X(旧Twitter)の機能である「スペース」は、フォロワーさんたちとリアルタイムの音声会話を楽しめる便利な機能です。このスペースの会話をこっそりと録音したいという方も多くいるかも知れません。スペースのホストの許可なくリスナーが勝手にスペースを録音した場合、その行為はバレるのでしょうか?
- リスナーとして参加した場合
- 匿名リスナーとして参加した場合
に分けて解説します。
Xのスペース録音機能について
まず、Xスペースにはホストが会話を録音し、後から再生できる機能があります。これはホストが任意で設定するもので、録音されている場合はスペースの画面上で参加者に明示されます。
一方で、リスナーに対してXが公式に提供している録音機能はありません。そのため、録音するなら基本的にはスマートフォンについている機能「画面収録」を利用します。
リスナーが無許可で録音する方法
リスナーがスペースを録音するには、
- スマートフォンの画面録画機能
- PCの録音ソフト
- サードパーティ製の録音アプリ
といったようにXの機能とは別の外部ツールを利用することになります。これらのツールは、デバイス上で再生されている音声を録音するものです。
Iphoneであれば画面収録機能が一番便利でしょう。
無許可録音はバレるのか?(リスナーとして参加の場合)
結論から言うと、バレません。
現状、Xのシステムが個々のリスナーが外部ツールを使って録音していることを直接検知し、ホストや他の参加者に通知する機能は、確認されていません。
これは、外部ツールを使った録音行為が、Xのサーバーを介さずにユーザー自身のデバイス内で行われる処理であるためです。X側がリアルタイムで、どのリスナーがどのような外部ツールを使っているかを把握することは技術的に非常に難しいと考えられます。
ただし、「録音行為そのものがXによって検知される可能性は低い」ということと、「録音したことがバレる可能性がゼロ」ということは同義ではありません。
例えば、以下のようなケースで録音したことが発覚する可能性があります。
録音内容を外部で公開・共有する
録音した音声や内容をXの他の投稿や、他のSNS、動画サイトなどで共有した場合、その内容からあなたがスペースに参加していたことが明らかになり、あなたが録音したのではないかと疑われる可能性があります。特に、非公開のスペースの内容を外部に漏洩させた場合は、問題が大きくなる可能性が高いです。
デバイスの操作ミス
録音開始・停止時に誤ってマイクをオンにしてしまうなど、操作ミスによって録音していることがスペース内で漏れてしまう可能性も考えられます。
無許可録音はバレるのか?(匿名リスナーとして参加の場合)
匿名リスナーとしてスペースに参加した場合も、録音していてバレません。
基本的な考え方はリスナーとして参加した場合と同様です。匿名参加の場合、Xのアカウント情報がホストや他の参加者に表示されないため、Xのシステムを通じてあなたが誰であるかが特定されるリスクも低いです。 したがって、匿名リスナーが外部ツールで録音した場合も、録音行為そのものがXによって直接検知されることは現状ありません。
無許可録音のリスク
Xスペースの無許可録音は、単にバレるかバレないかという問題だけでなく、以下のような様々なリスクを伴います。
法的な問題
スペースでの会話内容には、発言者の著作権や肖像権、プライバシーが含まれる可能性があります。自分だけの中でとどめておくならば許されますが、無許可で一般共有することは、これらの権利を侵害する不法行為となる可能性があります。特に、特定の個人に関するプライベートな情報や、ビジネス上の機密情報などが含まれる場合は、深刻な法的トラブルに発展する可能性があります。
まとめ
Xのスペースをリスナーまたは匿名リスナーとして参加し、外部ツールを使って無許可で録音した場合、現状のXのシステムがその録音行為そのものを直接検知することはできません。
基本的にはその録音した内容を自分だけの中にとどめておけば問題になりませんが、一般公開してしまうのは法的にも良くない可能性が出てきます。